オンセラ療法
ONSERA

モグサ灸と遠赤外線

 オンセラ療法は、モグサの温熱を利用します。モグサには従来から人体に有効に作用する遠赤外線効果があることが知られており、その温熱を利用した健康法はないわけではありません。しかし、オンセラ療法で用いるモグサの温熱は極めて強烈で、かつ体内の奥深くに浸透します。このモグサによる温熱は、人体や生物に正しい成長をもたらす特殊な遠赤外線で、この温熱には還元健康効果があるのではないかと想像されます。

 

 遠赤外線をも含めた赤外線について科学的に波長として見てみると、約0.7から1000マイクロメートル(マイクロは100万分の1、1000マイクロメートルは1ミリメートルのこと)ときわめて広範囲です。この広大な赤外線のなかで、人体の皮膚の表面から組織の内部まで浸透する健康に有用な電磁波の周波数帯があり、それが一般に遠赤外線といわれています。本書でもそのような意味で遠赤外線と表現しておりますが、正しくは遠赤外線の一部に属するものです。そのため、特殊な遠赤外線と表現したものです。
 どうして遠赤外線で熱を感じるかというと、それは体内の水分子がその特定の波長に共振し、共鳴吸収されて熱エネルギーに変換されるからといわれます。このように、遠赤外線のごく一部が、低温域で放射効率がよく、皮膚表面から体の奥深くに入っていく深達力があることが知られています。この深達力で、体の奥に入った遠赤外線が熱エネルギーに変換され、同時に体内の骨をも加熱するといわれます。そして骨もまたセラミックなので、そこから二次的に遠赤外線を放射することになるので、人体は、骨の髄までも温まるという効果があるといわれます。
 この波長域の遠赤外線は、生物に最も吸収されやすい性質を持っており、生物の体内で物質的に総合的、合成的に作用するため「育成光線」とも称され動植物の細胞の活性化、蛋白合成、汚染水の浄化作用など重要な役割、作用を及ぼします。どうしてこのような汚染水の浄化作用などが起こるかというと、この特殊な遠赤外線に水分子をその周波数の共振・共鳴作用によって細分化する効果があるからです。
 水というものは、滝やシャワーのように激しく打ち砕かれたり、あるいは特殊な遠赤外線を常時放射している鉱石やセラミックなどに刺激されると、クラスターが細分化します。そのときに、水分子の一部が電子を放出してイオン化します。滝のまわりにマイナスイオンが多いとよく言われることですが、特殊なセラミックに刺激された水も遠赤外線の刺激でイオン化することがあるのです。
 そして、私たちの体に遠赤外線が治療効果があるというのは、ただ体の芯まで温まるというだけではなく、その特殊な温熱によって、体の血液などの水のクラスターが細かくなって、しかもイオン化して、血行がよくなることはもちろん、活性酸素を撃退するなどの抗酸化作用、還元作用が起こるのではないかと想像できるのです。
 遠赤外線のことを調べてみると、人体にすぐれた効果がこれほどあることが分かりました。それだけに、モグサの強力な遠赤外線を活用する温熱療法には科学的な根拠も充分にあり、十二分の治療効果を期待できるのです。